ミネラルとは、人間の体の五大栄養素の一つです。
体の約60兆個の細胞に必要な栄養を、毎日充分摂っているでしょうか?
栄養というのは、単体では効果的に働かず、必ずチームで、絶妙なバランスで働きます。
ミネラルバランスを整えると、健康な体質作りにつながります。
ミネラルの主な役割
・歯や骨格を形成する、人体の構造材料としての働き
・からだの発育、新陳代謝をつかさどるホルモンとしての働き
・人体のすべての代謝機能に関与する酵素を助ける働き
・内臓や筋肉などを動かす働き
私達の体の中にあるそれぞれのミネラル量はほんのわずかですが、 どれも生体内で非常に重要な役割を果たしています。
ミネラルは体内で合成することができないので、外から摂取しなくてはなりません。 この必須ミネラルが欠けるとミネラル欠乏症になり、さまざまな病気を誘発します。
また、最悪の場合は生命にかかわることもあります。
ミネラルでよりよい体質をつくる
必須ミネラルのバランスを整えることは健康につながります。
遺伝と環境の相互の作用から生じる体の機能・性質は、ストレス、大気汚染 (排気ガス等)土壌劣化(農薬・酸性雨等)、薬、食品添加物などの環境等様々な要因がかかわっています。
特に先進国では、土壌劣化・農薬によりミネラル分が不足しているため、 人の体もミネラル不足になりがちです。そのため、先進国病(生活習慣病)・現代病が発生しています。
不足するミネラルを補ってやることは、健康維持に大変有効です。
健康管理に大切なのはミネラルバランスです
健康な人が病気になるまでの過程は、まず細胞レベルでの生化学的な不均衡が生じ、
それが組織の変化、器官の変化、症状、徴候という順に進行し発病するという順序ですすみます。 この細胞レベルでの生化学反応には、微量元素であるミネラル類(無機質)が大きく関与しています。
このミネラル類は、身体の各組織とそれらの形成に関与するあらゆる酵素の構成要素として存在し、 欠くことのできないものなのです。わたしたちは、これらのミネラル類の恩恵を非常に受けています。
ミネラルバランスこそ、健康維持にきわめて重要なのものなのです。
細胞の変化→組織の変化→器官の変化→自覚症状→徴候・病気→医者へ
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(ミネラル) (人間ドックで始めてチェックされる)
ミネラルを効果的に取入れるには
ミネラルを補うにあたっては、いくつかの留意点があります。
それは、ミネラルだけでなく栄養は単体で補給しても正しい働きはしない、 相互作用が働いて初めて正しい機能を発揮するということ。
だから、理想的なミネラルバランスのもので補う必要があるということです。
ミネラル補給をする際のガイドライン
1)まず自分の食生活を見直し、できるだけ野菜・穀物や海産物などを摂るように心掛ける。
2)有機農法や自然農法などで作られた、農作物を食材に選ぶ。
3)不足する分のミネラルは、健康補助食品、つまりビタミン・ミネラルのサプリメントなどを利用する。
市販のミネラル補給食品の分類
現在、市販されいるミネラル補給食品には大きく分けて4種類があります。
1.金属性ミネラル
主にカキ殻・海水由来のものなどが多いです。植物はこのミネラルを吸収して成長することができますが、 動物はあまり有効に利用出来ません。粒子のサイズは1ミクロン程度で、体内吸収率は5〜12%程度。
2.キレート・ミネラル
金属性ミネラルをアミノ酸やタンパク質で包むことによって吸収率を40〜60%までに 上げることに成功したものです。しかし、中身自体は金属性ミネラルであることに変わりありません。
3.植物性ミネラル
植物によって土壌から吸い上げられたミネラルです。 植物は土壌から吸い上げたミネラルを組織内でイオン化するので、
非常に細かい粒子になります。サイズは0.001ミクロン。 体内で吸収されやすく吸収率がとても高い。漢方薬(朝鮮人参、アガリスク、メシマコブなど)
にも含まれています。ミネラルが微量なのが難点です。
4.超ミネラル水(ワンダー1番)
一般のミネラルウォーターと違い、天然鉱石から抽出した天然ミネラル水溶液です。 主要ミネラルをはじめ、イオン化された豊富な微量元素(微量ミネラル)をバランスよく含んでおり、
一般のミネラル含有食品などと比べると、非常に吸収し易い点が長所です。 そして植物性ミネラルと違い、ミネラルの量も豊富で、多量のミネラル補給が手軽に
出来る点でもとても優れています。
現時点でのミネラル補給食品では、超ミネラル水がもっとも理想に近いと言えます。
ミネラルに対するよくある誤解
単体のミネラル摂取は逆効果である
摂取するミネラルはバランスがとれていないと拮抗作用を起こします。 カルシウム:マグネシウムの比が、2:1の割合というように、一つのミネラルだけをたくさん摂取すると、
他のミネラルとの間に拮抗作用が働き、他のミネラルの吸収を妨げたり、体外への排出を促したりしてしまいます。 例を言うと、カルシウムだけを摂取すると、マグネシウムの不足を招きます。
またジュースなどに多く含まれるリンは摂りすぎると、カルシウムをいっしょに排泄してしまいます。
骨を丈夫にするカルシウムや、貧血を改善する鉄分、性的能力を高める亜鉛など、よく知られたミネラルだけ、 意識して多く摂ろうとする結果、体内でミネラルの偏りを促し、拮抗作用を起こし易い傾向もあるようです。
ミネラルは単体で多量に摂取しないように、バランスに気をつけましょう。
必須ミネラルの概要
ナトリウム
ナトリウムは身体の成長に不可欠な元素で、体液の量を調節し細胞外の機能を高め、 電解質のバランスを整えます。暑さによる極度の疲労や日射病を予防します。
日常の食品からの摂取量でほとんど満たされるため、欠乏はまれです。 また、カリウムとの共同作業で細胞の物質交代を助けます。
しかし、その際ナトリウムが正常に機能するためにはマグネシウムが十分に摂取されていることが条件です。
カリウム
カリウムは細胞内の機能を高める働きがあり、電解質や血液中の酸・アルカリのバランスを取ります。 血糖が糖質やグリコーゲンに変化するとき必要な要素となります。鼓動のリズム、
神経や刺激の伝達をスムーズに調整します。血圧を下げる働きや、ストレスの予防にもなります。
マグネシウム
マグネシウムは身体の機能を維持するのに欠かせないミネラルで、多くの酵素・特に糖質の代謝を活発にし、 心臓の緊張緩和に欠くことが出来ません。カルシウムとのバランスがとても重要ですが、
マグネシウムの体内量はごくわずかな為マグネシウム不足によりすぐにバランスが崩れてしまいます。 また、ビタミンB1を保持する働きや、蛋白質の合成を助ける働きもあり、疲労回復の手助けをします。
カルシウム
カルシウムは体内中に最も豊富に存在するミネラルで、 心臓・神経・骨・歯・血管・筋肉など身体の組織を健康に維持するために不可欠な要素です。
また、身体の機能だけでなく精神安定にも大きく関与します。 カルシウムの働きをより良く保つためにはマグネシウムとのバランスが大切です。
マグネシウム1に対してカルシウム2から3の割合が理想です。
クロム
クロムはインシュリンの働きを助け、血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込みます。 インシュリンはクロムがなければ活性化することが出来ないため血糖値を下げることが出来なくなります。
しかし、1日の摂取必要量は35μgとわずかですので普通の食生活を送っていれば不足の心配はありません。
モリブデン
モリブデンはいくつかの酸化酵素にとって不可欠な存在です。 非常に微量な存在ですが、アルデヒド類の解毒など大切な役割を持っています。
また、モリブデンは銅と拮抗作用を持つと考えられどちらかが過剰になると一方が減少します。
マンガン
マンガンは炭水化物や脂質の代謝を行ううえで重要な役割を果たします。 マンガンそのものを構成要素として作られる酵素も数種類存在します。
また、生殖機能にも関わっており不足すると性機能の低下を招きます。
鉄
血液中の鉄分は酸素と結びつき、体内のあらゆるところに酸素を運び込む大切な役割があります。 女性は月経による出血によって対外に鉄分が放出されてしまいますので、
男性よりもたくさん鉄分を摂取する必要があります。
銅
鉄と組んで血液中の赤血球を作る働きをもちます。また鉄の吸収と利用を高め、 心臓血管系の維持に役立ち、正常な免疫機能の働きに欠くことができません。
また、亜鉛との比率も重要で、亜鉛対銅が標準比率を超える場合注意が必要です。
亜鉛
亜鉛は体内の代謝活動に関わる酵素が活性化するのに不可欠なミネラルです。 約300種類もの酵素に関与し、蛋白質の合成・免疫システム・インシュリンをはじめとした
ホルモンの分泌などを助けます。また、重要な効果として老化やガンの原因として考えられている 活性酸素を抑制する酵素を活性化します。
リン
リンはカルシウムに次いで体内に多く存在する元素で、 全細胞(細胞膜形成物質のリン脂質)中にあり、 カルシウムとの相互作用で骨や歯を丈夫にする役割があります。
セレニウム
セレニウムは抗酸化酵素の構成成分で非常に重要なミネラルです。 活性酸素の働きを抑制する酵素グルタチオンペルオキシターゼの働きによりガン発生を抑制します。
また、ビタミンA・C・Eとの相乗効果があり有害金属に対しては毒性を抑える有効な働きをします。
リチウム
マグネシウム、カリウムやナトリウムの代謝に関与しています。 自律神経や不随意神経の機能に関与しうつ病に効果があります。
バナジウム
コレステロールとリン脂質の合成を抑えアミノ酸の有害代謝物質ホモシスチン抑制する作用がある。
コバルト
コバルトは他のミネラルのように単独では作用せず、ビタミンB12の構成成分として存在します。 また、コバルトそのものにビタミンB12を合成する機能はありませんので、
コバルトはビタミンB12として摂取する必要があります。
ニッケル
核酸を安定化しその活性を維持します。ビタミンB6と共同して代謝に関与し 酵素活性を維持させる役割をしています。
ホウ素
骨の形成に必要なミネラル。カルシウムやマグネシウムのように骨そのものの構成要素ではありませんが、 骨成長に関係する酵素を助けるために必要な微量ミネラルです。
ゲルマニウム
ゲルマニウムには抗ガン作用が報告されており、インターフェロンの誘発や 免疫力増強の役割があると考えられています。
臭素
臭素の薬理的作用として挙げられるのは、反射機能を抑制し、麻酔作用も有し、 抗てんかん薬として用いられている。
ヨウ素
ヨウ素は甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンを作る主要成分として知られています。 甲状腺ホルモンは代謝を促進させる働きがあり、皮膚や髪を健康に保ちます。
人体中のヨウ素の70〜80%は甲状腺に存在し、過剰・欠乏いずれの場合も甲状腺腫を引き起こします。